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○調査員の考察

・運賃表に盛り込む駅名が多量な場合探すのもそれだけ大変になるため、表記方法に工夫が必要である

JR東京駅南通路にて

東海道線のホームを探す

(7〜9番線)

○支障内容

・表示(東海道線の路線色=オレンヂ色)を探すが、少し迷う

・この時間は7・8番線に列車が来るが9番線のホームへ向かい、待つことになる

○支障の発生原因

・南通路中央の列柱で視界が遮られ表示を見つけることができなかったため

・南通路で7・8番線の列車情報表示を見逃した後、9番線周辺に同表示がなく、オレンヂ色情報のみを頼りにのりばを選択したため

○被験者からのコメント

・のりば案内は階段下だけではなく、視界が遮られる場合には、補助的な表示があるといい

・ホーム番線を探す際には、路線色を用いた表示が有効である

・列車情報は音声と同じものを表示で出してほしい

○調査員の考察

・空間特性とサイン配置との関係を考慮する必要がある

・「東海道線は7又は8又は9番線から発車し、発車時刻はそれぞれ異なる」ことがこの場合認識されていなかったこれは一般的傾向と考えられ、のりばの広報とわかりやすい案内が求められる

東海道線車内にて

 

○被験者からのコメント

・車内の情報表示は非常に有効である

・車内で、切り離しや快速などの待ち合わせなどに気付かず悔しい思いをしたことが多い

・ホームの柱に設置されている駅名標の間隔が広すぎ、乗った車両によって、車内から駅名を知ることが出来ない

○調査員の考察

・重要な音声情報は全て視覚化する必要がある

・車内のどこからでも駅名を知ることが出来る必要がある

 

 

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